Ex-Pureは、抗体精製用のモノリスシリカカラムです。
Ex-Pureには3タイプがあり、それぞれにプロテインAとプロテインGの2タイプに分かれております。
スピンタイプ |
プロテインA(ProA) |
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プロテインG(ProG) |
96 well
タイプ |
プロテインA(ProA) |
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プロテインG(ProG) |
シリンジタイプ |
プロテインA(ProA) |
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プロテインG(ProG) |
(市販抗体医薬品でのカラム性能)
製品仕様 |
担体 |
モノリスシリカゲル |
結合容量
(ヒト IgG) |
スピンタイプ |
0.4mg/column |
96 well タイプ |
シリンジタイプ |
16mg/column(ProA) |
最大サンプル量 |
スピンタイプ |
0.5mL |
96 well タイプ |
1mL |
シリンジタイプ |
8mL |
キット内容 |
スピンタイプ |
カラム・各種溶液(吸着・洗浄・溶出・再生・中和) |
96 well タイプ |
シリンジタイプ |
カラム「・遠心アダプター(溶媒キットは別売り) |
シリンジタイプは溶媒は別売り(EY-S01)となります。

Ex-Pure スピンタイプ(プロテインA・プロテインG) |
プレート状のモノリスシリカ表面にプロテインA・プロテインGを固定化することにより、短時間での
抗体精製を可能にしました。
目的IgG抗体の精製、濃縮および培養液中のIgG抗体濃度測定を2分間で、かつ簡便にできます。
※ 改変プロテインGおよびシリカ表面への高密度化学結合技術は、独立行政法人産業技術総合技術
研究所により発明、開発されました。
この技術を用いて、抗体精製用モノリスシリカスピンカラム(Ex-Pure)は京都モノテックで開発し、
生産されて います。
ご使用の際には、必ず取扱説明書をご一読ください。 
スピンカラムタイプ操作例 |
卓上遠心分離機(例:回転数 6,000rpm)を使用して約2分間での抗体精製が可能であり他社製品と
比較しても、短時間で抗体精製ができます。
操作手順は図1のように、試料および溶媒を注入し、すぐに遠心分離(6,000rpm)を行うことができます。
ステップ2で試料の注入回数を増やす、あるいはステップ4での溶出溶媒の量を20μLまで減らすことで、
試料を濃縮精製できます。 |
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スピンカラムの性能 |
Ex-Pure ProA(プロテインA) |
Ex-Pure ProG(プロテインG) |


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Ex-Pure ProAをリガンドとしたスピンカラムで
0.4mgまでのヒト IgGを90%以上の回収率で精製できます。(図2)
また、各工程でのタンパク質量を0.3mgまでほぼ定量的に測ることが可能です。 |
Ex-Pure ProGをリガンドとしたスピンカラムも、
Ex-Pure ProAと同様に簡易に抗体を精製・回収
でき、各工程で通液のタンパク質量を定量的に
測ることが可能です。
さらに、Ex-Pure ProAには結合できない、
IgG3タイプの抗体も精製・回収できます。 |

スピンカラムの抗体回収精度(ばらつき)の評価
▼ 各スピンカラムを無造作に選び、2.0mg/mLのhuman IgGを0.4mL注入し、洗浄⇒溶出の工程を
行った。
▼ 溶出液中の抗体量をUV法(A280)とBCA法を用いて測った。
※Ex-Pure ProGはUV法のみ。
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Ex-Pure ProA |
Ex-Pure ProG |
UV法 |
0.665±0.027mg/column |
0.504±0.056mg/column |
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BCA法 |
0.641±0.079mg/column |
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図4は、実際に培養液からEx-Pureで抗体を精製した時のSDS-PAGE結果です。
レーン3のフロースルー液、レーン4の洗浄液の段階で雑夾物が取り除かれていることがわかります。
SDS-PAGE電気泳動による培養液からの抗体精製評価 |
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Ex-Pure 96 weiiタイプ(プロテインA・プロテインG) |
0.2気圧の減圧条件下で1mL/min程度の通液が可能です。
スピンカラムタイプと同等の回収率を得られます。
ご使用の際には、必ず取扱説明書をご一読ください。
Ex-Pure シリンジタイプ(プロテインA・プロテインG) |
遠心機、吸引により使用可能です。
ProAカラムで16mg以上・ProGカラムで12mg以上の抗体を精製可能です。
ご使用の際には、必ず取扱説明書をご一読ください。 
ご希望の仕様等による価格等はお問い合わせください。
改良のため、外観・仕様の一部を変更することがあります。
ご使用前には、必ず取扱説明書をお読みの上、正しくお使いください。
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